めまい領域
めまい
めまいは、「自分ないし周りが動いていないのに動いているように感じる錯覚」のひとつです。身体平衡(バランス)を担う神経の障害でおこります。神経とは耳(内耳)にある末梢前庭(半規管と耳石)、物を見る視覚、皮膚や筋肉などの固有知覚です。これらは脳のうち脳幹と言う場所(中枢前庭)に集約され、小脳や大脳へと連絡しています。これらの神経のうち、めまいは内耳、脳幹、小脳の障害に多く見られます。
診断の進め方
診断の進め方
めまいは患者さんがどれくらいめまいでお困りかと言うことが最も重要になるので、質問紙に回答いただき、聴力検査、重心動揺検査を受けていただきます。
これらの情報を元に以下の診断を行っていきます。
これらの情報を元に以下の診断を行っていきます。
代表的なめまい疾患の鑑別
代表的なめまい疾患の鑑別
これら1~5の疾患が多くを占めています。
1 良性発作性頭位めまい症
2 前庭性片頭痛1)、片頭痛関連めまい2)
3 メニエール病
4 前庭神経炎
5 PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい){五島, 2021 #4584}
治療の進め方
治療の進め方
めまいの診療の基本は、まずは正確な診断、そして多くの場合前庭リハビリテーション3)です。こちらの動画や書籍を参考に前庭リハビリテーションを自宅で行ってもらいます。前庭リハビリテーションを病院内で指導することは、現在は行っていません。
現在の研究
現在の研究
現在行っている研究についてはこちら。
1. Sugaya N, Arai M, Goto F:Is the Headache in Patients with Vestibular Migraine Attenuated by Vestibular Rehabilitation? Front Neurol 8: 124, 2017
2. 五島史行:メニエール病と前庭性片頭痛:その類似点と相違点、関係性 概説および疫学. Equilibrium Research 80: 233-238, 2021
3. 五島史行, 堤 知子, 新井基洋 et al.:慢性期めまいの外来リハビリテーションとその治療効果. 耳鼻咽喉科臨床 104: 681-687, 2011
めまい領域
めまい
めまいは、「自分ないし周りが動いていないのに動いているように感じる錯覚」のひとつです。身体平衡(バランス)を担う神経の障害でおこります。神経とは耳(内耳)にある末梢前庭(半規管と耳石)、物を見る視覚、皮膚や筋肉などの固有知覚です。これらは脳のうち脳幹と言う場所(中枢前庭)に集約され、小脳や大脳へと連絡しています。これらの神経のうち、めまいは内耳、脳幹、小脳の障害に多く見られます。
診断の進め方
診断の進め方
めまいは患者さんがどれくらいめまいでお困りかと言うことが最も重要になるので、質問紙に回答いただき、聴力検査、重心動揺検査を受けていただきます。
これらの情報を元に以下の診断を行っていきます。
これらの情報を元に以下の診断を行っていきます。
代表的なめまい疾患の鑑別
代表的なめまい疾患の鑑別
これら1~5の疾患が多くを占めています。
1 良性発作性頭位めまい症
2 前庭性片頭痛1)、片頭痛関連めまい2)
3 メニエール病
4 前庭神経炎
5 PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい){五島, 2021 #4584}
治療の進め方
治療の進め方
めまいの診療の基本は、まずは正確な診断、そして多くの場合前庭リハビリテーション3)です。こちらの動画や書籍を参考に前庭リハビリテーションを自宅で行ってもらいます。前庭リハビリテーションを病院内で指導することは、現在は行っていません。
現在の研究
現在の研究
現在行っている研究についてはこちら。
1. Sugaya N, Arai M, Goto F:Is the Headache in Patients with Vestibular Migraine Attenuated by Vestibular Rehabilitation? Front Neurol 8: 124, 2017
2. 五島史行:メニエール病と前庭性片頭痛:その類似点と相違点、関係性 概説および疫学. Equilibrium Research 80: 233-238, 2021
3. 五島史行, 堤 知子, 新井基洋 et al.:慢性期めまいの外来リハビリテーションとその治療効果. 耳鼻咽喉科臨床 104: 681-687, 2011